契約書にサインする前に気を付けたいこと

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仕事をされているみなさんは、契約書にサインしたり、ハンコを押したりする場面は、それなりに経験があると思いますし、プライベートでも、何かのイベントや節目の折に契約書に署名捺印の機会もあると思います。
みなさんは、契約書にサインするとき、自分がサインした契約書にどのようなことが書かれているか、書いてあることにどういった効果があるか、理解してサインしていますか


もちろん、契約相手がいるわけで、これまでのお付き合いで、とかその人のことを信頼しているから大丈夫!って言うこともあるかもしれませんね。性善説でずっと傷つかずに生きていけることは素敵です。
しかし、もし契約書に自分の思いと違うことが書かれてたら、、、わかってたら絶対確認して直してもらったのに、ということがあっても、契約書にサインしてしまった(締結した、と言います)ら、契約書をなかったことには原則としてできません。
なお、だまされたり、強迫されたりして仕方なくサインした場合は、それを救済する規定が法律にありますので、サインしたら絶対取り消せないわけではありません。
なので、契約書にサインする場合は、その場で直ちにサインせずに、まずは目を通すことを心掛けてください。
でも証券会社や生命保険の契約約款とか、ソフトウェアの使用許諾契約書とか、やたら細かい字でびっしり書いてある契約もあって、それも全部読むというのは大変なことですね。まあ、そういう場合は、相手の会社の規模とか、相手の人柄(上の方で、気を付けないとって言っといて、そういうことを言うのかい?)で、ほどほど読めばいい契約書も確かに存在しますね。。。

ところで、契約書に目を通したけど、よくわからない、どうしたらいいのって言う局面になったときが、行政書士(準備中)である私の出番です。契約書は個々それぞれに内容が違うので、画一的な回答をすると誤ってしまうことも多々あり、それぞれの契約書をみて、作成の背景などを依頼者からしっかりヒアリングしたうえで、何が依頼者のメリットかデメリットなのかを慎重に判断することが重要です。
契約書のリーガルチェックなら弁護士に見てもらった方がいいのでは、とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。でも、弁護士とか行政書士と言うのは単なる資格名であって、ここでは経験と実績を判断基準として一番重視してくださいね。手前味噌ですが私は、契約書の審査業務を上場企業の法務部門で25年間行ってきましたが、何百何千という契約書を読み込むなかで、法律と実務の間でいかに適切なバランスをとるか苦労してきました。なので、契約書のリーガルチェックでは、最高水準のアドバイスを提供できると自負しています。残された人生で、そのノウハウを、一企業の利益にだけでなく、多くのお困りの方のためになるよう伝えたいというのが、私の使命と考えています。
そういうわけで、契約書の締結というのは、大変重みのあるイベントで、内容や効果がわからないままサインするのは、極力やめましょうということです。


このページでは、ご相談いただく前の予備知識となるよう、一般的な契約書の読み方や注意すべき点について、まとめていきますので、お読みくださいますようお願いします。

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